【限定1本】エリオ・アルターレ ランゲ・ロッソ・ジャアルボリーナ 2020
グリーンハーヴェスト、バリック、ロータリーファーメンターなどブルゴーニュから取り入れた醸造法を用いてバローロを長期熟成のできるワインへと地位を押し上げたエリオアルターレ!
Elio Altare Langhe Rosso Giarborina 2020
バローロの革命児とも評されるエリオ・アルターレ。しかし「エリオ」が成し遂げたのは「バローロ」のモダン化ではない。廃れていたランゲの復興だった。転換点は1976年のブルゴーニュ視察。葡萄の質を高め、ボトリングまで行うことで仲買人による葡萄買 取りシステムから脱却できることを学んだ。
収量を一般的な造り手の半分以下まで落とすことで葡萄の質を高めていった。当時の他の造り手には葡 萄を切り落とす行為は受入れ難いものだった。更に反対する父親の前で大樽をチェンソーで切り刻み、バリックを導入した。
『エリオは清潔でなかった大樽を捨てた。酸素コンタ クトによってリリース当初から美味しいバローロを造 りたいという強い信念があった。これが原因で父親 とは死ぬまで仲直りできなかった』
エリオアルターレは「モダン」というイメージがありますが、名刺には VITICOLTORE(農民)と記されており、1979年より除草剤や殺虫剤、化学肥料は一切使っていない。
当時としては短期間マセラシオンやバリックの導入は衝撃的だった。しかし、同時にエリオは自然な醸造であることを重要視している。エリオは、自然酵母のみを使用している。酸化防止剤もビオロジックの規定より圧倒的に少ない。
大きな特徴が超短期間のマセラシオン。
4日のマセラシオンでもアルコール発酵がスムーズに進めばアルコールが媒介となって、色素は安定する。マセラシオンが短くても色合いは十分。
アルボリーナのネッビオーロのみ使用するが、2012年からランゲ・ロッソは畑名を名乗れなくなったので「ジャ・アルボリーナ(既にアルボリーナだった)」と皮肉を込めた名称に変更した。
収穫時期などすべて、バローロ・アルボリーナと同じ。違いはバリック比率と熟成期間のみ。
バローロ・アルボリーナは新バリック30%で24か月熟成するところ、こちらのランゲ・ロッソ・ジャアルボルーナは100%新樽のバリックで18か月熟成です。
気品があり、カカオ、チョコレートのような味わいも。タンニンは力強くもまろやか。
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