アンドレア・アリチ　フランチャコルタ　ドサッジョ・ゼロ

西のクラシックな果実味のあるフランチャコルタスタイルに比べると、
東のフランチャコルタエリアはミネラル・シャープなイメージです。
ものによってはシャンパーニュ的といわれます。

高地で育つ葡萄は他のフランチャコルタの畑よりも２週間も収穫が遅く、
アルプス山脈の岩盤から産まれる
シャンパーニュのような酸味とミネラルが感じられるワインが生産されます。

アンドレアアリチがある「グッサーゴ」は
東フランチャコルタを南北に通るアルプス山脈に位置しており、
400年余りのワイン造りの歴史の中で、赤ワインが作られてきたエリア。
もともと赤ワインを作っていたため、ピノネロの古い樹や密植された畑が残っているといいます。

1年を通してとても冷涼なエリア。
最も標高の高い畑を所有する「アンドレア・アリチ」は
硬質でシャンパーニュに近いバランスがあります。
また高地で風が通るので湿気が溜まりません。
病気に弱いピノ・ネロの栽培にもとても向いています。
冷涼なので葡萄は酸を残しながら完熟していきます。

東フランチャコルタらしい鮮烈なミネラル。
レモン、はっさく、グレープフルーツの皮。
とても複雑な香りがあり、昆布出汁のような旨みが感じられます。
シャープな味わいを楽しめる数少ないフランチャコルタです。