ディチャセッテウノ　フランチャコルタ　ブリュット

1701 Franciacorta Brut

２０１２年に始まった「フェデリコ」と「シルヴィア」兄弟が造る「１７０１」。当主で醸造家の「フェデリコ」の理想は“葡萄１００％のフランチャコルタ。培養酵母による醸造が当たり前のフランチャコルタで唯一の存在です。

イゼオ湖の湿気で有機栽培やビオディナミが難しいとされるフランチャコルタですが、彼等は迷うことなく有機栽培を選択します。それは2人の母親は幼い頃から工業製品や添加物を嫌い、出来る限り自然のものを食べさせて2人を育ててきたため、それが彼等の当たり前だったのです。

更には「ニコラ・ジョリー」と出会い、ビオディナミにも 積極的に取り組み、2016 年にはフランチャコルタで初めて「デメテル」の認証を取得します。『ビオディナミは子供の頃から当たり前。自然な食事をしながら、化学薬品を使ってワインを造るのは 異常。自分が飲めないワインは造らない』と彼らは言います。

醸造も畑同様に一切の手を加えません。野生酵母で発酵させ、砂糖も酸ももちろん足しません。葡萄果汁のみ、１００％彼らの葡萄のフランチャコルタです。
ちなみに他の生産者９９％は糖も酵母も足しています。

果実のフレッシュさとミネラルがバランス良く融合するのが彼等のスタイル。瓶詰後は最低30ヶ月間澱と一緒に熟成させます。

通常のフランチャコルタの2倍の熟成期間を経て、
繊細ですが、深みのある味わいを目指します。

熟したリンゴ、熟成からくる香ばしい香りが感じられます。フレッシュな酸、ドライな余韻ですが、ほんとに心地よく充実した味わい。